インモードでほうれい線は改善する?RFでたるみ・脂肪に効く最新リフト施術を解説

1. はじめに
1-1. ほうれい線が気になる人が増えている背景

ここ数年、「ほうれい線が目立ってきた気がする」「急に老けた印象になった」と感じる方が増えています。背景には、長引くマスク生活によって表情筋を使う機会が減ったことや、年齢とともに頬の脂肪や皮膚が下がりやすくなっていることが関係しています。特に30代後半以降は肌の弾力が低下し、頬の位置が下がることで口元のラインが目立つようになり、ほうれい線が深く刻まれやすくなります。
さらに、もともとの骨格や姿勢、表情のクセによっても現れ方に個人差があるため、スキンケアでは補いきれず、どのようにケアすべきか悩む方が少なくありません。
1-2. インモードへの注目度が高まる理由
こうしたなかで、注目されているのが「インモード(INMODE)」という美容医療機器を使ったたるみケアです。インモードは、RF(高周波)の熱エネルギーを用いて皮膚の深層部に働きかけ、脂肪やたるみ、ハリ不足などの悩みにマルチに対応できる非侵襲的な施術法として評価されています。
中でも、フェイスラインや頬に集中アプローチする“インモードリフト”は、ほうれい線やマリオネットラインの予防・改善を目的に選ばれることが増えています。「メスを使わず、ナチュラルにリフトアップできる」という心理的なハードルの低さや、比較的軽いダウンタイムも人気の理由です。
本記事では、ほうれい線対策としてインモード治療を検討している方に向けて、その仕組み・効果・注意点までをわかりやすく解説します。
2. ほうれい線はなぜできる?改善のポイント

2-1. ほうれい線の主な原因
ほうれい線が目立ってくる大きな原因のひとつは、加齢に伴う皮膚の弾力低下や脂肪の下垂です。年齢を重ねると、肌のコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚の支えが弱くなります。その結果、頬の脂肪が下がりやすくなり、口元に影ができるようにほうれい線が形成されます。
また、骨格の形状や表情筋の使い方も大きな影響を及ぼします。頬骨が低かったり、口元をあまり動かさない話し方をしていると、筋肉が衰えて脂肪や皮膚を支えられなくなり、結果的にシワが深くなりやすくなるのです。さらに、姿勢が悪かったり、噛み合わせがずれている場合にも、顔の左右バランスが崩れやすく、片方だけほうれい線が深くなるなどの影響も見られます。
加えて、紫外線ダメージや乾燥などの外的要因も皮膚の老化を促進するため、紫外線対策や保湿ケアの不足もほうれい線の一因となります。生活習慣の乱れやストレスもホルモンバランスを崩し、肌のターンオーバーを遅らせてしまうため、体の内側からのケアも見逃せません。
2-2. ほうれい線を放置するとどうなる?
一度できたほうれい線をそのままにしておくと、さらに深く刻まれていき、年齢以上に老けた印象を与える原因になります。初期の段階ではスキンケアや生活習慣の見直しでもある程度の改善が期待できますが、深くなると自己流のマッサージや表情筋トレーニングだけでは十分な効果が得られないこともあります。
中には、力を入れすぎたマッサージで肌に摩擦を与えて逆に肌トラブルを引き起こしてしまったという例もあるため、誤った自己ケアは逆効果となるリスクもはらんでいます。さらに、深いほうれい線が固定化されると、化粧品ののりが悪くなる、ファンデーションが溜まって余計に目立つといった問題も起きやすくなります。
そのため、ほうれい線が気になり始めた段階で正しいケアや治療法を検討することが、見た目の若々しさを保つうえでも重要です。最近では、早めの医療介入としてインモードのような非侵襲的治療を取り入れる人も増えており、進行を防ぎながらナチュラルな改善を目指す選択肢が注目されています。
3. インモードとは?RFを用いた最新リフト治療
3-1. インモードリフトの基本仕組み
インモードは、RF(高周波)と吸引機能を組み合わせた医療機器で、皮膚の深層部に熱エネルギーを届けることでリフトアップや脂肪分解を行います。顔の施術においては「Forma(フォーマ)」と「MiniFX(ミニFX)」という専用のハンドピースを使用し、目的に応じて皮膚の引き締めと脂肪の減少を同時に狙うことができます。
Formaは真皮層に熱を加えることでコラーゲンの生成を促し、肌のハリを高める働きをします。MiniFXは皮下脂肪にアプローチし、吸引とRF加熱を併用することで、たるみの原因となる脂肪をじんわりと減少させる効果が期待されます。これらを組み合わせた「インモードリフト」は、切らずに行えるフェイスリフトとして人気が高まっています。

インモード
Inmode インモード インモード 【銀座×インモード】最新の小顔・リフトアップ効果 インモード(InMode)は、イスラエルの医療機器メーカー「インモード社」によって開発された、最先端の美容医療機器です。RF(高周波 […]
3-2. インモードリフトがほうれい線に有効な理由
インモードリフトは、特に頬やフェイスラインに集中することで、下垂した脂肪を引き上げ、ほうれい線の溝を浅くする効果が期待できます。脂肪細胞が熱で小さくなることでボリュームダウンが起こり、重力によって引き下げられていた頬まわりがすっきりすることで、口元のシワの印象も緩和されます。
また、RFの熱刺激によってコラーゲン生成が活性化されることで、肌に弾力が戻り、ハリ感がアップします。これにより、単に脂肪を減らすだけでなく、肌自体の質を高めて「ふっくらとした若々しさ」を取り戻すことができるのも大きな魅力です。
従来の外科的なリフトアップと異なり、ダウンタイムが短く、痛みも比較的少ないのがインモードの強み。自然な変化を求める方にとっては、見た目の印象を穏やかに、しかし確実に若返らせる選択肢として非常に有効な施術といえるでしょう。
4. インモードでほうれい線を改善するメリット

4-1. 切らない施術でダウンタイムが短い
インモードリフトは、メスを使用せずに施術ができるため、術後の腫れや内出血などのリスクが低く、ダウンタイムが非常に短いのが特徴です。施術直後に赤みや軽い熱感が出ることもありますが、多くの場合、数時間から1〜2日程度で治まり、メイクや洗顔も早期に再開できることがほとんどです。忙しくて長期のダウンタイムが取れない方や、仕事や家事の合間に施術を受けたい方にもぴったりの治療法といえるでしょう。
さらに、インモードは「切らない施術」のため心理的なハードルも低く、はじめての美容医療にチャレンジする方でも受けやすい点も大きなメリットです。ナチュラルな印象のまま、肌の土台を整えてくれるため、周囲に「施術した」と気づかれにくいのも魅力のひとつです。
4-2. 脂肪減少とリフトアップを同時に実現
ほうれい線の原因には、単なるたるみだけでなく、頬の脂肪が重力で下がってくることによる「下膨れ」も関係しています。インモードはMiniFXによって脂肪にアプローチしながら、Formaでリフトアップ効果を加えることができるため、脂肪とたるみを同時にケアできるのが強みです。
頬のボリュームを軽くしつつ、フェイスライン全体を引き締めることで、若々しくシャープな印象に導きます。脂肪量が多めの方でもアプローチ可能な点は、ほうれい線改善に悩む多くの方にとって頼れる要素です。また、部分痩せとたるみケアの“いいとこ取り”ができる施術として、他の治療法にはないバランスの良さを備えています。
4-3. RF照射による肌質改善効果
インモードに含まれるRF(高周波)は、熱によって真皮層を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する働きがあります。そのため、施術を受けた後には肌にハリやツヤが生まれ、毛穴の開きや小じわの改善にも効果が期待されます。肌の引き締めとボリューム調整だけでなく、「肌そのものがきれいになる」実感を得られるのは、インモードならではの利点といえるでしょう。
また、年齢とともにくすみがちだった肌トーンも、血行促進効果によってワントーン明るく見えるようになることもあります。ファンデーションののりがよくなる、ツヤ感が出るといった副次的な美肌効果が期待できる点も、多くのユーザーに支持されている理由です。
5. 具体的な施術の流れ
5-1. カウンセリング・肌状態のチェック
インモードの施術は、まず専門の医師による丁寧なカウンセリングから始まります。ここでは、ほうれい線の深さや頬の脂肪量、肌の弾力、たるみの状態などを細かく診断します。また、過去の美容医療歴や使用中のスキンケアアイテム、アレルギーの有無なども確認でき、肌トラブルのリスクを最小限に抑えるための情報を共有します。
患者の希望や悩みに応じて、インモード施術をどの部位にどのくらいの強度で行うかといった詳細な施術計画が立てられます。複数回の通院が必要なケースでは、スケジュールや予算もこの段階で相談可能です。
5-2. 施術当日
当日はまずクレンジングを行い、メイクや皮脂を丁寧に落とします。次に、施術部位に専用のジェルを塗布してから、RF(高周波)と吸引を用いるインモード機器で肌へ熱エネルギーを照射していきます。
使用するハンドピースは、頬の脂肪にはMiniFX、肌のハリを高める目的にはFormaが選ばれることが多く、それぞれの部位に合わせて適切な出力・照射時間が設定されます。照射中は、個人差がありますが「じんわりとした熱感」や「ピリピリとした感覚」を覚える方が多く、強い痛みを感じるケースは稀です。
施術範囲によって異なりますが、所要時間はおおよそ30〜60分程度です。施術中に痛みや不快感を感じた場合は、出力を下げるなどの対応が可能です。
5-3. アフターケア・ダウンタイム
施術後は軽い赤みやほてり、むくみが出ることがありますが、多くは数時間〜1日程度で治まります。まれに内出血が出る場合もありますが、コンシーラーなどで隠せる程度のものがほとんどです。
メイクや洗顔は当日または翌日から可能で、日常生活への支障は少ない施術です。ただし、施術後1〜2日は血行を促進する行為(飲酒・サウナ・激しい運動など)は避け、肌を安静に保つことで施術効果がしっかりと定着しやすくなります。
また、日焼け対策や保湿の徹底も、術後の仕上がりに大きな影響を与えるため、アフターケアまで丁寧に取り組むことが重要です。
6. インモードと組み合わせると効果的な治療
6-1. ヒアルロン酸注入

ほうれい線の深い溝を目立たなくしたい場合、インモードとの併用で特に相性が良いのがヒアルロン酸注入です。インモードによって頬全体のたるみや脂肪を引き締めたうえで、ヒアルロン酸を用いてシワの凹みに直接ボリュームを補うことで、より即効性のある若返り効果が期待できます。特に、リフトアップの土台を整えたあとに浅く残った線を埋めるというアプローチは、自然な仕上がりにつながります。
6-2. 糸リフトや医療ハイフ(HIFU)
頬の高い位置にしっかりとした引き上げを求める場合には、糸リフトやハイフ(HIFU)との組み合わせも効果的です。糸リフトは皮下に特殊な糸を挿入して即時にたるみを引き上げる施術で、より強力な物理的リフト効果が期待できます。ハイフは、SMAS(表在性筋膜)層に超音波を届けて引き締める技術で、インモードでは届きにくい深部に働きかけるのが特徴です。効果は即時というより施術後2〜4週間ほど経ってから発揮されるのが一般的で、コラーゲン生成によるリフトアップが徐々に現れます。
インモードは脂肪層や真皮層に作用するため、これらの施術と組み合わせることで、浅層から深層まで多角的にリフトアップ効果を狙うことができます。
6-3. 脂肪溶解注射や脂肪吸引
もし頬や顎周りに脂肪が多く、インモード単体ではボリューム減少が足りないと感じる場合には、脂肪溶解注射や脂肪吸引との併用が有効です。脂肪溶解注射はメスを使わずに脂肪を分解する注入療法で、比較的マイルドな変化を期待できます。一方、脂肪吸引は外科的に脂肪を除去するため、より明確な変化が欲しい場合に適しています。
いずれの方法でも、脂肪を減らしたあとにインモードで引き締めを行うことで、たるみ予防や美しい輪郭形成につながります。施術を組み合わせる際は、それぞれの施術間隔やリスクについても事前に医師とよく相談することが大切です。
7. 症例・体験談:ほうれい線が改善した事例
7-1. Aさん(40代):頬の脂肪が下垂したケース
40代のAさんは、年齢とともに頬の脂肪が下垂し、フェイスラインが曖昧になりほうれい線が深く見えるようになってきたのが悩みでした。カウンセリングを経て、インモードのMiniFXによる施術を数回受けることに。
MiniFXの照射によって頬の脂肪をじんわりと温めながら引き締め、たるみそのものを軽減。2〜3回の施術を通して、頬のボリュームがコントロールされ、結果的にほうれい線のラインが浅くなり、小顔効果も実感できたとのことです。周囲からも「顔がすっきりした」と言われるようになったそうです。
7-2. Bさん(50代):肌の弾力低下+ほうれい線
Bさんは50代女性で、肌の弾力低下と加齢によるほうれい線の深まりが悩みでした。脂肪よりも肌質の衰えが主な原因と判断され、FormaによるRF照射をメインにした施術プランを選択。
Formaによる温熱刺激でコラーゲン生成を促進し、施術から2週間ほどで肌のハリが回復。「頬がふっくらし、自然な表情が取り戻せた」と感じたそうです。周囲から「表情が柔らかくなった」と言われたことが、施術の満足感につながったとのことでした。
7-3. 注意点
インモードによる治療は、個々の肌質や脂肪量、たるみの程度などによって効果の出方に差があります。AさんやBさんのように満足のいく結果が出るケースも多いですが、一度の施術で劇的な変化を求めすぎるのは避けた方がよいでしょう。
また、インモードの効果をより長く保つためには、ホームケアの徹底が欠かせません。保湿や紫外線対策を継続すること、肌の状態を維持するために定期的な施術を続けることが、美しい仕上がりを維持するための鍵となります。
8. インモードリフトのリスク・注意事項

8-1. 赤み・腫れ・内出血
インモードは非侵襲的な施術として知られていますが、施術直後に一時的な赤みや軽度の腫れ、場合によっては内出血が起こることがあります。特にMiniFXのような吸引を伴うハンドピースを使用する場合、皮膚の薄い部位ではうっすらとした内出血が見られるケースも。これらの反応は通常、数日以内に自然に落ち着くことが多いですが、1週間以上続いたり、悪化の兆しが見られる場合には早めに施術を受けたクリニックに相談することが大切です。
8-2. 施術効果の持続性と複数回の必要性
インモードは1回の施術でも肌の引き締まりやハリ感を実感できる方が多い一方で、ほうれい線の根本的な改善や長期的な効果維持を目的とする場合は、2〜4回程度の施術を一定間隔で行うことが推奨されます。さらにその後も定期的なメンテナンス施術を行うことで、効果を長期間キープしやすくなります。施術プランや通院スケジュールは、カウンセリング時に医師とじっくり相談し、自分に合った計画を立てましょう。
8-3. 痛みに弱い方への対策
「痛みに弱いから施術が不安」という声も少なくありませんが、多くのクリニックでは施術前に麻酔クリームを塗布したり、照射出力を調整したりといった配慮を行っています。Formaに比べてMiniFXのほうがやや熱感・吸引刺激を感じやすいため、カウンセリング時にその点を伝えておくことで、より快適な施術が可能になります。
また、緊張や不安によって痛みに敏感になってしまうこともあるため、当日はリラックスして臨めるよう、時間に余裕を持って来院し、施術前に体調についても正直に相談するようにしましょう。

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9. まとめ:インモードで自然なほうれい線ケアを実現
9-1. RF技術を活用したインモードリフトの強み
インモードは、高周波(RF)による温熱エネルギーを利用して脂肪の減少・たるみの引き締め・肌質改善を同時に叶えることができる、革新的な美肌治療です。これまで「切ることに抵抗がある」「大げさな治療はしたくない」と感じていた方にも、負担が少なく自然な変化を求める選択肢として受け入れられています。
また、施術後の腫れや痛みが少なく、日常生活への支障も最小限に抑えられる点も大きな魅力です。仕事や家庭、プライベートで忙しく過ごしている方でも取り入れやすく、短期間で「若々しさ」を実感できるのがインモードリフトの最大の強みといえるでしょう。
9-2. 施術前のカウンセリングが成功のカギ
満足のいく結果を得るためには、施術前のカウンセリングが何よりも重要です。ほうれい線が目立つ原因は一人ひとり異なるため、骨格や脂肪のつき方、肌質などを医師が丁寧に見極め、最適な施術プランを立てることが欠かせません。
さらに、必要に応じてヒアルロン酸や糸リフトなどとの併用を検討することで、より立体的で長期的な若返り効果が期待できます。自分にとって何が合っているかを正しく知るためにも、複数のクリニックで相談するのも一つの方法です。
9-3. メンテナンスと生活習慣で若々しさをキープ
インモード施術後の効果をできるだけ長く保つには、日常的な肌ケアや生活習慣の見直しがとても大切です。特に、コラーゲンの生成をサポートするために、保湿ケアや紫外線対策をしっかり行いましょう。
また、ビタミンやタンパク質を含んだバランスの良い食事、十分な睡眠、ストレスを溜めないライフスタイルも肌の健康には欠かせません。定期的に医師の診察を受けて、施術のタイミングを見直すことで、自然な美しさを長く維持することができます。
インモードは「継続することで肌が育つ」施術でもあります。正しい知識と適切なアプローチで、あなたのほうれい線ケアをより確実なものにしていきましょう。
監修
クリニック院長
清水 優人

ほうれい線を改善したいなら
まずは「THE GINZA CLINIC(ザ ギンザ クリニック)」に相談してみてください。
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