Home コラム 未分類 糸リフトで顔が大きくなった原因は?対処法やダウンタイムの過ごし方、後悔しないクリニック選びをプロが解説

糸リフトで顔が大きくなった原因は?対処法やダウンタイムの過ごし方、後悔しないクリニック選びをプロが解説

糸リフトで顔が大きくなった原因は?対処法やダウンタイムの過ごし方、後悔しないクリニック選びをプロが解説

    「小顔になりたくて糸リフトを受けたのに、直後に鏡を見たら前より顔が大きく見える…」

    このような不安を抱えて相談に来られる患者様は少なくありません。せっかく勇気を出して受けた施術で、理想とは逆の結果になったと感じれば、焦ってしまうのは当然のことです。

    しかし、術後直後に顔が大きく見える現象のほとんどは、時間の経過とともに解消される一時的なものです。糸リフトは物理的に皮膚を引き上げる治療であるため、組織が安定するまでには特有のプロセスが必要となります。

    本記事では、なぜ術後に顔が大きく見えてしまうのか、そのメカニズムと術後の正しい過ごし方を詳しく解説します。


    第1章 糸リフトで顔が大きくなったと感じる原因

    第1章 糸リフトで顔が大きくなったと感じる原因

    糸リフトの術後、顔の横幅が広がったように感じたり、顔全体が膨張して見えたりするのには、医学的な理由がいくつか存在します。まずはご自身の状態がどれに当てはまるのかを確認してみましょう。

    1-1. 腫れや内出血

    糸リフトは、カニューレを用いて皮膚の下に糸を挿入する治療です。この際、どうしても皮下組織に微細なダメージが加わり、「炎症反応」としての腫れが生じます。

    術直後から翌日にかけて操作部位の体積が一時的に増加しており、これが物理的に顔を大きく見せる直接的な原因です。また、毛細血管が損傷して内出血が起こると、その周囲の組織も水分を含んで膨らみやすくなります。これらは生体防御反応の一部であり、組織が修復される過程で必ず治まっていくものです。

    1-2. むくみ

    手術時に使用する局所麻酔液の残留や、糸を挿入したことによる一時的なリンパ流・血流の変化が「むくみ」を引き起こします。

    特に、麻酔液を多めに使用した部位は、その水分量だけ顔がふっくらと見えます。臨床現場でよくお聞きするのは、「当日の夜よりも翌朝の方が顔がパンパンに張っている」というお声です。これは就寝中に水分が顔に停滞しやすいためであり、数日かけて体内に吸収・排出されることで自然と改善していきます。

    1-3. 顔全体のバランスの変化

    糸リフトで「顔が大きくなった」と感じる方の多くが、このボリュームの移動に戸惑われています。

    加齢により下方に垂れ下がっていた口元のもたつきを上方に引き上げると、その分、頬骨付近に組織が集まります。結果として、視覚的に中顔面にボリュームが出るため、特に面長を気にされていた方などは「顔の横幅が強調された」と感じやすい傾向にあるのです。

    これは糸リフトが「皮膚を切り取る」のではなく「移動させる」治療である以上、避けて通れないプロセスですが、時間の経過とともに組織が馴染み、自然な位置に落ち着いていきます。

    1-4. リフトアップにより頬肉がついた

    口横の脂肪(ジョウルファット)を強い力で引き上げると、もともとボリュームの少なかった頬の高い位置に厚みが出ます。

    「以前より頬が丸くなった」と感じる場合、それはリフトアップ効果がしっかり出ている証拠でもあります。術後1〜2週間は糸のトゲ(コグ)が強く組織を掴んでいるため強調されやすいですが、徐々に馴染んでくると、ふっくらとした若々しい印象の頬へと変化していきます。

    1-5. 骨ばって見える

    皮膚が薄い方や、もともと頬骨が張っている方に起こりやすい現象です。

    糸を強く引き上げすぎると、頬の下が極端にコケてしまい、相対的に頬骨の突出が目立つようになります。輪郭に凹凸ができることで、顔が角ばって見えたり、ゴツゴツとした印象を与えたりなど、顔が大きく見える原因になるのです。私の経験上、これは個々の骨格に合わせた「引き上げのベクトル(方向)」の設計が非常に重要になるポイントだと感じています。

    1-6. 医師の技術不足による失敗

    残念ながら、一時的な経過ではなく、手技そのものに起因するケースもゼロではありません。

    • 挿入位置のミス: 脂肪が厚い部位を適切に捉えられていない。
    • 左右差: 片側だけ強く引き上げすぎて顔が歪んで見える。
    • 本数の不一致: たるみに対して糸が少なすぎて、部分的に脂肪が寄ってしまった。

    不自然なひきつれや、明らかに左右で輪郭が異なる場合は、医師の技術的な要因が考えられます。特に「引き込み」が強すぎると、顔の表面にデコボコが生じ、光の当たり方で顔が膨張して見えることがあります。


    第2章 糸リフトで顔が大きくなったと感じるのを防ぐためのダウンタイムの過ごし方

    糸リフト施術後の腫れを最小限に抑え、スムーズに小顔効果を実感するためには、ダウンタイム中の過ごし方が極めて重要です。以下のポイントを意識することで、炎症の悪化を防ぐことができます。

    2-1. 血流が促進される行動を避ける

    2-1. 血流が促進される行動を避ける

    血流が良くなりすぎると、毛細血管から水分が漏れ出しやすくなり、腫れやむくみが長引きます。術後1週間程度は、以下の表を参考に、血流が促進される行動を避けてください。

    行動禁止期間の目安理由
    飲酒術後3〜5日血管が拡張し、腫れ・内出血を助長するため。
    激しい運動術後1週間体温上昇に伴い、痛みや腫れが出やすくなるため。
    長風呂・サウナ術後1週間湯船に浸かるのは短時間にし、サウナは厳禁です。

    ※シャワーは当日から可能ですが、患部を熱いお湯で流し続けるのは避けましょう。

    2-2. 顔や傷跡を触らない

    気になって顔を触ったり、マッサージしたりするのは厳禁です。

    摩擦や圧迫は炎症を再燃させるだけでなく、挿入した糸のトゲ(コグ)を組織から外してしまう原因になります。また、針穴が完全に塞がる前に汚れた手で触れると、細菌感染のリスクも高まります。感染が起こると強く腫れ上がり、結果的に顔がさらに大きく見えてしまうため、清潔を保つことが大切です。

    2-3. 横向きやうつ伏せで寝ない

    2-3. 横向きやうつ伏せで寝ない

    寝ている時の姿勢も、むくみと糸の定着に影響します。

    横向きで寝ると、下側になった方の顔に圧力がかかり、糸がズレたり、そちら側だけ強くむくんだりして左右差が生じやすくなります。術後1週間ほどは仰向けで、枕を少し高くして寝るのがおすすめです。頭を心臓より高い位置に保つことで、顔に水分が溜まるのを防ぐ効果が期待できます。

    2-4. 口を大きく開けない

    糸リフトで使用する糸は、皮下組織にトゲを引っ掛けて固定しています。術後すぐはまだ周囲の組織と馴染んでいないため、大きな動作で糸が外れるリスクがあります。

    食事: ハンバーガーや硬いおせんべいなど、口を大きく開ける必要がある食事は避けてください。最初の1週間は、うどんや豆腐、ゼリー飲料など、あまり噛まずに済む柔らかいメニューを選ぶようにしましょう。

    歯科治療: 術後1ヶ月程度は、口を大きく開ける必要がある歯科検診などは控えるのが賢明です。

    2-5. マッサージやハイフ(HIFU)をしない

    「早く小顔になりたいから」といって小顔マッサージを行うのは逆効果です。糸の定着を妨げるだけでなく、糸が組織を傷つけて痛みを誘発します。また、ハイフ(HIFU)などの熱を加える治療も、術後すぐは控えなければなりません。

    一般的に、ハイフやフェイシャルマッサージの再開は術後1ヶ月以降が目安です。当院での症例でも、適切な期間を空けてからハイフを併用することで、糸による引き上げ効果と肌の引き締め効果の相乗効果が得られやすくなる傾向があります。


    第3章 糸リフトで顔が大きくなったと感じたときの対処法

    もし今、鏡を見て「顔が大きくなった」と不安になっているなら、まずは以下のステップに沿って冷静に対処してください。ダウンタイム中の一時的な経過であることも多いです。

    3-1. ダウンタイムの症状が治まるまで待つ

    術後3日〜1週間は、腫れやむくみのピークを避けることはできません。この期間に「失敗した」と判断するのは時期尚早です。

    まずは冷やしすぎない程度に顔をクーリングし(保冷剤をタオルで巻くなど)、安静に過ごしてください。多くのケースでは、1週間を過ぎたあたりから急激に腫れが引き、本来のフェイスラインが見え始めます。

    3-2. 糸が馴染むまで待つ

    「顔の横幅が気になる」「ひきつれがある」といった感覚は、糸が組織と一体化するプロセスで徐々に解消されます。

    医学的には、糸の周囲にコラーゲンが生成され、組織が安定するまでには約1ヶ月かかるとされています。私の診察でも、術後2週間目に「まだ少し違和感がある」とおっしゃっていた患者様が、1ヶ月検診の際には「スッキリ馴染んで小顔になった」と喜ばれることが大半です。焦らずに、組織の回復力を信じることが大切です。

    3-3. クリニックの医師に相談する

    ただし、以下のような症状がある場合は、我慢せずに施術を受けたクリニックへ連絡してください。

    • 1ヶ月以上経過しても顔の膨張感が変わらない
    • ズキズキとした激しい痛みが続いている
    • 患部に異常な熱感があり、赤く腫れ上がっている(感染の疑い)
    • 皮膚の表面に糸が飛び出している、または糸の形が浮き出ている

    信頼できるクリニックであれば、アフターケアとして適切な処置や、不安を解消するための診察を行ってくれるはずです。

    第4章 顔が大きくなったと感じないための糸リフト選びのポイント

    糸リフトで後悔しないためには、事前の準備が非常に重要です。リスクを最小限に抑え、理想のVラインを手に入れるためのチェックポイントを解説します。

    4-1. 挿入する糸の種類

    糸の素材や形状によって、引き上げ力や持続期間、術後の腫れやすさが異なります。ご自身の肌質やたるみの強さに合ったものを選ぶことが、術後に「顔が大きくなった」と感じないための第一歩です。

    素材特徴腫れにくさの傾向
    PDO(ポリジオキサノン)医療用縫合糸として一般的。引き締め効果が高い。比較的腫れが出やすいが、タイトニング効果を実感しやすい。
    PCL(ポリカプロラクトン)柔軟性が高く、持続期間が長い(約2年)。馴染みが良く、不自然なひきつれや腫れが抑えられる傾向。
    PLLA(ポリ乳酸)硬めの素材。コラーゲン生成を強力に促す。組織への刺激が強いため、数日間は浮腫を感じやすい。

    また、糸に付いている「トゲ(コグ)」の形状も重要です。双方向性のコグや360度についているタイプなど、医師はこれらを組み合わせて、脂肪をどの位置に移動させるかを計算します。

    4-2. 挿入する糸の本数

    「本数が多いほど引き上がる」と思われがちですが、実は本数が多すぎることが「顔が大きく見える」原因になることもあります。

    過剰な本数を挿入すると、それだけ麻酔液の量が増え、組織へのダメージも大きくなるため、術後の腫れが強く出やすくなります。一方で、本数が少なすぎると一部の脂肪だけが持ち上がり、不自然な段差ができてしまうこともあります。

    臨床現場で見られる平均的な本数は、片側3〜6本(両側6〜12本)程度ですが、大切なのは本数そのものよりも「必要な箇所に必要な分だけ配置する」という適材適所の設計です。

    4-3. 医師の実績

    糸リフトの仕上がりは、医師の「解剖学的知識」と「デザインセンス」に大きく依存します。

    • 形成外科的視点: 顔の構造(血管・神経・筋肉の配置)を熟知しているか。
    • 症例写真の確認: 単に正面からの変化だけでなく、斜めや横から見た時に頬の高さが不自然に盛り上がりすぎていないか。
    • 脂肪移動の計算: 引き上げた後の脂肪がどこに溜まるかを予測し、必要であれば脂肪吸引やHIFUを併用する提案ができるか。

    特に40代以降の方は脂肪の厚みに左右差があるケースが多く、左右で本数や角度を変える微調整が、左右対称でスッキリした顔立ちを作る鍵となります。

    4-4. カウンセリングの信頼性

    4-4. カウンセリングの信頼性

    良いカウンセリングでは、メリットだけでなくデメリットについても必ず説明があります。

    「絶対に腫れません」「翌日から完璧です」といった過度な断定をせず、読者の方の骨格を見て、「あなたの場合はここにボリュームが移動しやすいので、この角度で入れましょう」といった具体的なリスクヘッジを提案してくれるクリニックを選びましょう。

    4-5. アフターフォローの充実度

    万が一、1ヶ月経ってもひきつれが治まらない、あるいは左右差が顕著な場合に、どのような対応(再診や修正)をしてくれるかを確認しておくことも、精神的な安心感に繋がります。保証制度の有無や、トラブル時の連絡窓口が明確なクリニックを選ぶことが大切です。


    第5章 糸リフトに関するよくある誤解と疑問

    術前後の不安を解消するために、患者様からよく受ける質問をまとめました。

    糸リフトにはどんな効果がある?

    主な効果は、「たるみのリフトアップ」「小顔効果」「肌質改善」の3つです。

    糸を挿入した刺激で皮下組織にコラーゲンやエラスチンが生成されるため、糸が溶けた後も肌のハリが維持されやすくなるという副次的メリットもあります。

    糸リフトのダウンタイムの期間はどれくらい?

    一般的に、強い腫れや内出血は数日〜1週間で落ち着きます。

    その後、糸が組織に馴染んで、本来のシャープな仕上がり(完成)となるのは1ヶ月後が目安です。大切な予定がある場合は、余裕を持って1ヶ月前には施術を受けておくことを推奨しています。

    糸リフトで顔が大きくなるピークはいつ?

    多くの患者様で、術後翌日から3日目にかけてがむくみのピークとなります。

    これは麻酔液の影響と、組織の炎症反応が最大になるタイミングだからです。4日目以降、水分が排出されるに従って徐々にスッキリとしてくるのが一般的な経過です。

    糸リフトにはどんなリスクがある?

    非常に稀ではありますが、感染、左右差、糸の露出、神経損傷などのリスクが存在します。

    これらの多くは、清潔な操作と正確な層(SMAS層付近)への挿入によって防ぐことが可能です。「リスクをゼロにする」ことは医療において難しいですが、経験豊富な医師による施術で、その可能性を限りなく低くすることができます。


    第6章 【まとめ】糸リフトで顔が大きくなったと感じる方へ

    術後に鏡を見て「顔が大きくなった」と感じるのは、非常に不安なことだと思います。しかし、ここまで解説してきた通り、その原因のほとんどはダウンタイム中の一時的な生理反応や、脂肪の移動に伴う見え方の変化です。

    1週間、1ヶ月と時間が経つにつれ、腫れは引き、移動した脂肪は馴染み、理想としていたフェイスラインが現れてきます。焦ってマッサージをしたり、無理に動かしたりせず、まずは安静に過ごして経過を見守ってください。

    もし、1ヶ月を過ぎても不安が解消されない場合や、明らかな異常を感じる場合は、一人で悩まずに専門医を頼ることが最善の解決策です。

    「私の顔の場合、ダウンタイムはどれくらい?」「理想の小顔にするには何本の糸が必要?」そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ一度 the ginza clinic の無料カウンセリングへお越しください。形成外科専門医の視点から、あなたの骨格と脂肪のつき方に最適なプランをご提案し、納得のいくまで丁寧にご説明させていただきます。